猫の避妊・去勢手術
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手術は特に予約なしで受け付けています。野良猫や地域猫はいつ捕獲できるかわからないので、診察時間内であれば、いつでも持ち込んでいただいてかまいません(休診時間も対応できる場合がありますのでご相談ください)。できれば当日は絶飲絶食で連れてきてください(野良猫など難しい場合はかまいません)
持込は、捕獲機・キャリー・洗濯ネットなどどれでもかまいません。猫ちゃんによっては、洗濯ネットに入れることが不可能なこともあるので、逃げ出さないような物であればかまいません。
手術の流れ
猫ちゃんの持ち込み→手術に適応するか確認(著しく衰弱しているなど手術が不適となる場合もあります)→鎮静・鎮痛剤(麻酔前投与薬)投与→麻酔薬を投薬しても大丈夫か確認→麻酔投与→手術→麻酔回復→術後の経過観察・入院→退院
当院ではメス猫の場合、一般的な正中線(おへその下)での切開ではなく、腹側(お腹の横)から切開となります。
メリット
- 傷口が小さくても卵巣、子宮にアプローチし摘出できます(体型や妊娠などにより傷口が大きくなる場合があります)。
- 正中線切開では乳房のそばに傷口ができるため授乳時の妨げとなる場合もありますが、腹側の場合はその心配がありません。
- 正中線切開ではお腹の下に傷口ができるので、特に野良猫などでは地面に擦ってしまい化膿する恐れがありますが、腹側なら地面に擦る心配はありません。
入院について
野良猫や地域猫で手術が終わってから、元の場所にリリースすることがあります。その際、手術当日にお返しすると術後の経過が見れなくなります。ですので、リリースされる猫ちゃんは出来れば雄なら1泊、雌なら2泊の入院をおすすめしています。
飼い猫などご自宅で観察できる場合は、ご相談ください。
抜糸について
当院では縫合に吸収糸(体内で溶ける糸)を使用しているので抜糸は不要です。
また、猫ちゃんが傷口を舐めて、縫合している糸がとれて傷口が開いてしまわないように、縫合糸を埋没させてあります。これにより舐めても糸を取れにくくする工夫をしています。